経営学

新社会人が押さえておくべき経営学【BCGマトリックス編】

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今回はBCGマトリックスについて紹介・解説していきます。

BCGとは?

まずBCGとはなんのことなのでしょうか?経営に関わる方にとっては馴染み深く、学生にとっては憧れの企業かもしれませんね。BCG=ボストン・コンサルティング・グループという戦略コンサルグループです。頭キレキレのBCGが60~70年代にかけて業務の中で確立したフレームワークがBCGマトリックスです。(BCGについてはこちら

BCGマトリックスとは?

BCGマトリックスは、製品ポートフォリオ(内訳)を比較・整理するためのフレームワークです。各部署で作られている製品を「マーケットの成長率」と「マーケットシェア」の2点で分類しマトリックスにまとめていきます。

BCGマトリックス.png

自社の製品を、他社と比較しながら分類していきます。分類された製品は「負け犬」「問題児」「花形」「金のなる木」の4つに分類することができます。

負け犬
成長が止まっている市場でシェアも獲得できていない事業が負け犬にあたります。負け犬事業は赤字かそれに近い状態になると予想されます。撤退も視野に入れながら、競合他社の事業を買取ることでシェアを上げるか、もしくは事業を売却することを検討しなければなりません。人材のケアも重要になります。会社を辞めてしまったりしないような配慮が必要になります。

負け犬のキーワード:撤退とケアです。

問題児
成長市場にありながら、まだ大きなシェアを獲得できていない事業は問題児にあたります。問題児事業も負け犬事業と同様に赤字に近くなることが予想されます。負け犬事業と異なるのは、赤字の理由です。問題児事業は設備投資などでお金がかさむので赤字となります。投資が成功し、シェアを獲得できれば花形事業になり得ますが、それに失敗すると事業撤退となります。大企業における新規事業やベンチャーの多くは、この状態からスタートすることになるでしょう。市場の変化に対応し、シェアを獲得して行くためには、強力なリーダーシップを発揮できる人材が必要になります。

問題児のキーワード:投資とリーダーシップです。

花形
成長市場で、シェアを持っている事業は花形にあたります。花形事業はエース的な存在で大きな売上を上げることが期待される事業です。同時に成長市場で熾烈なシェア争いを展開してゆくために必要となる費用は膨大なものになります。市場が成熟し成長が止まれば、花形は新規設備投資の必要がなくなり、金のなる木に変化します。

花形のキーワード:投資と失敗しないことです。

金のなる木
成長が止まっている市場でシェアが高い事業は金のなる木にあたります。投資費用などが少なく、売上高は高いというような事業です。この事業で稼ぎ、花形や問題児の事業に投資として振り分けていくことが求められるでしょう。人材についても同様で、金のなる木事業で育った優秀な人材は、問題児や花形に振り分けていくのが理想的であると思います。

金のなる木のキーワード:還元

このように、4タイプの事業で、重視しなければいけない点が異なるので注意が必要です。また投資が成功していけば、事業は「問題児」→「花形」→「金のなる木」と成長を遂げていきます。そして最終的に「負け犬」として売却・撤退していくのが流れとなります。
製品ライフサイクル理論と比べてみても面白いかもしれません。

BCGマトリックスの限界

製品を比較・整理するために非常に有用なツールであるBCGマトリックスですが、いくつか限界点もあります。

①マーケットとは?
たとえば、自社がガムを売っているとしましょう。この場合、マーケットとして考えられるのは、「ガム市場」と「ソフトキャンディ市場」「お菓子市場」「食料品市場」「歯科市場」などどのマーケットに所属するのかといったことです。市場が変われば、成長率やシェアは当然変化しますので、この定義が難しいのです。

②事業は単体なのか?
複数の事業を持つことによって得られる利益が考慮されてないというのも限界点でしょう。カミソリの刃と本体を売っている場合は、その2つの事業を持つことに意味があるのです。そのような事業間シナジーを無視してしまっているという点です。

③その事業は本当に魅力的でないのか?
自社の独自能力に深くつながる事業かどうかが考慮できません。自社ブランドの代名詞的な事業でも時が経つことで負け犬に分類されてしまうことは多々あります。社会貢献につながる事業なども正当に評価することは難しいでしょう。

このようなことを片隅において使用することをおすすめします。

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